ホルモンとは ホルモンは体内にある細胞でしか作られない化学物質です。 その数は70種類以上存在し、脳の視床下部、甲状腺、卵巣、睾丸などの内分泌腺で作られ、 血液の流れにのって、様々な組織や臓器に刺激を与えることによって、情報を伝達する働きをもっています。 ホルモンは代謝や食、性機能など大切な生命活動をコントロールし、心身がバランスよく働くための潤滑油として、なくてはならない重要な役割を担っています。 性ホルモンの働き ホルモンの中に性ホルモンというものがあり、一般的に男性ホルモンと女性ホルモンに分かれます。 ◎男性ホルモンは副腎や睾丸で作られ、次のような働きがあります。 ・男性特有の筋肉質な体のラインにする ・たんぱく質を筋肉や内臓に変える助けをする ・皮脂の分泌を促す ・性欲を高める ◎女性ホルモンは卵巣で作られ、次のような働きがあります。 ・女性特有の丸みをおびた体のラインにする ・女性の生理や妊娠をコントロールする ・肌や髪を美しく保つ ・骨を丈夫にする ・自律神経を安定させる ・記憶力を保つ ・食欲を抑制する 女性にも男性ホルモンが男性にも女性ホルモンがあります 男性には女性の約半分の女性ホルモンがあり、女性には男性の約1/10の男性ホルモンがあります。 女性の場合、男性ホルモンは副腎で作られます。 男性の場合、女性ホルモンは、先ずコレステロールから弱男性ホルモンが作られ、弱男性ホルモンは体内で女性ホルモンへと変化します。 男性ホルモンも女性ホルモンも、元はコレステロールが変化してできた物質であるため構造はよく似ており、 酵素の微妙な働きによって全く違う働きをする2つのホルモンが誕生するのです。 華奢な男性や体毛の濃い女性が存在するのは男性ホルモンと女性ホルモンの比率が人によって違うために起こるものなのです。 女性ホルモンには卵胞ホルモンと黄体ホルモンがあります 女性ホルモンには卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)があり、バランスよく分泌され、健康を保っています。 ◎卵胞ホルモン(エストロゲン) 卵胞ホルモンは思春期に乳房や性器、皮下脂肪を発育させ、丸みをおびた女性らしい体を作ってくれます。 卵胞ホルモンは月経のサイクルの中では卵子を育て子宮の内膜を増殖させる働きをします。 また、体全体にも作用し、コレステロールを抑えたり、肌の新陳代謝を促進する働きがあります。 卵胞ホルモンに支配されているときの女性は、いきいきとした活動期にあるといえます。 ◎黄体ホルモン(プロゲステロン) 黄体ホルモンは妊娠をサポートするホルモンともいわれ、子宮内膜を受精卵が着床しやすい状態に保ちます。 排卵後、卵巣に残った卵胞は黄体とよばれるやまぶき色の組織に変化し、黄体ホルモンはその部分から分泌されます。 黄体ホルモンには体温を高くする作用があり、これを利用したものが基礎体温です。 また、体に水分を保持したり、食欲を増進させる働きもあります。黄体ホルモンに支配されているときの女性は、体調がすぐれないことが多いようです。 ホルモンバランスの異常 ホルモンのバランスが崩れると体に大きな影響をもたらします。その内容を記しておきます。 ◎女性ホルモンの分泌が停止した場合 何らかの原因によって女性ホルモンの分泌が停止しますと、無月経になります。 ◎女性ホルモンの分泌が少ない場合 女性ホルモンの分泌量が減少しますと、月経不順になります。 また、閉経後に卵胞ホルモンの分泌が減少しますと、動脈硬化による病気、骨粗鬆症などにかかりやすくなるので注意してください。 ◎男性ホルモンの分泌が多すぎる場合 男性ホルモンの分泌が多すぎますと、月経異常とともに多毛、声の低音化、ひどいニキビなどになります。 ホルモンバランスの乱れの原因 ホルモンのバランスの乱れを引き起こす主な原因は、次の3つが考えられています。 ◎ストレス 仕事や受験、育児や介護など身近なストレスが女性の身体に大きな影響を与えています。 本来、女性ホルモンのバランスは脳と卵巣との微妙なやりとりで成り立っています。 このやりとりをコントロールしているものが、脳の中にある視床下部などの司令塔です。 ところがストレスを受けると、脳の司令塔がそれに対処する必要があるため、卵巣への女性ホルモン分泌の命令が減少すると考えられています。 次第に、卵巣の動きが弱くなり、女性ホルモン分泌の低下にもつながります。 ◎骨盤の歪み 骨盤が歪むと卵巣の血管が圧迫され、女性ホルモンがうまく出せなくなることもあります。 ◎ダイエット ダイエットによる急激な体重の増減により、女性ホルモンの分泌が低下します。 急激な減量は、脳の視床下部などにとっても大きなダメージになります。 3ヶ月に体重の15%以上減量してしまうと生理が止まってしまうこともあります。 一旦プログラミングされたバランスが崩れると、再び元に戻るまでには数年かかってしまうこともあります。 ダイエットによって生じた生理不順のおよそ6割の人は、体重の回復やホルモン療法などで脳の命令機能を修復することが可能ですが、 残る4割の人は、脳が命令を出しても卵巣が反応しなくなってしまうこともありますので、ダイエットには十分注意してください。 特定商取引法 ご利用案内 お支払い・配送 店舗の所在地 注意事項 ★知識の泉★ 1.女性ホルモンとは 2.女性ホルモンと美容 3.ピルについて 4.バストの悩み 5.バストのケア 6.体験談(女性) 7.体験談(男性) 戻る |
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